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2016/09/21

室内加温飼育での繁殖について

屋外常温飼育での産卵期間がそろそろ終わりを迎えます。
関東以北では既に産卵が止まっているところもあるかもしれません。
これから育成に集中して殖やしたメダカが無事に越冬できるように準備を進めていく時期になりました。
しかし・・・

「冬の間も繁殖を楽しみたい」

誰でも1度は考えたことがあるのではないでしょうか。
私も経験者の1人です。
では、冬の室内加温飼育での繁殖について体験したことを元にお話ししようと思います。

まずは必要なものを列記します。
・飼育容器(複数必要)
・ヒーター(エアコンでの室温管理も可能です)
・照明
・24時間タイマー

ざっとこんなところです。
屋外飼育では難なく飼えるのに室内に持ち込むと弱ってしまったり死んでしまったりなどという話を聞く時があります。
結局のところ、室内飼育のコツっていうのは、屋外飼育にどれだけ近づけてやれるかということなのです。
ですから上に列記したような設備が必要になってくるわけです。
窓際に置いて照明を省く人もいますが、確実に安定的に仔を取りたい場合は、そのような冒険をせずに、ちゃんとした設備を整えるのが良いでしょう。

次に、親に使うメダカは若い個体の方が良いです。
例えば、4月~5月くらいから産卵を始めた親でシーズン中は採卵して、時期が来たから室内に持ち込んで引き続き採卵を続ける。といったスタイルはお勧めできません。
メダカが産卵する条件を整えても産卵開始から1年2年と産卵し続けることができる個体などいないのです。
途中で産卵が止まるでしょうし、止まれば今度は寿命を縮めながら死んでいくというバッドエンディングが待っています。
1つの方法として、夏あたりに生まれた若い個体を種親にして引き続き育成して繁殖の種親に使うという方法があります。
もう1つは、今の種親をある程度寒くなるまで屋外で過ごさせて、疑似的な冬を体験させて徐々に室内の環境に慣れさせていって疑似的な春から夏の環境で産卵させる方法です。

冬に室内にメダカを持ち込んでまで繁殖したい意図は、その目的によって違うでしょうから、目的にあった選択をすれば良いと思います。
そして、冬の室内加温飼育での繁殖は、屋外での繁殖よりも成果があがりづらいということも念頭に入れておきましょう。
稚魚の孵化率はそれほど変わりませんが、孵化した稚魚が育ちづらかったり、容器のやりくりに苦労するなど、様々な悩みを抱えることになります。
ですから、繁殖させて春までにこれだけの数を育てておきたい。ということを決めて取り組むことをお勧めしています。
ということは、どのような目的で冬の繁殖に臨むのかを決めておくことは非常に大切だということが分かると思います。

それでは、冬の室内加温飼育での繁殖を行うと有効な目的は?

①掛け合わせによるF1(交配雑種)作り
交配の性質にもよりますが、掛け合わせの1世代目というのは、それほど数を必要としません。
ですので、数をあまり抱えられない室内繁殖でも必要数を確保して春からの2世代目の繁殖の親として冬の間に育てておくことができます。

②累代で何世代も進めたほうが有効な品種の累代繁殖
代を追うことで確実に良くなる品種はいくつかいます。
代表的なものにラメの芸があります。
その他、既に目的の芸まで達しているが芸自体が未熟で累代を要するものなどが当てはまります。
逆をいうと、夏の終わりにメンデルの方式に沿った掛け合わせをして、それらを室内に持ち込んで室内でF2作りというのは、数を抱えられない室内では不向きといえるでしょう。

これらを検討材料にして冬に何を持ち込むかを決めていくと良いと思います。
また、冬が過ぎて春先といわれる時期になった際に、いつ外に出してやるのかというのも悩ましいところでもあります。
それについては、計画的に加温をやめて、外に慣れさせていく。という流れを事前に決めておくと良いでしょう。
あとは天気予報との相談といった感じでしょうか。
一冬殖やして育てたメダカが外に出したら全滅。。では目も当てられませんので十分計画を練るようにしましょう。

今日お話しできるのは、こんなところです。
また、何か思いついたら別の記事で書こうと思います。

メダカの画像を。
IMG_2508.jpg
楊貴妃半ダルマの販売品の画像です。
半ダルマになる個体が多い系統ですが、ダルマについては28℃以上になると出現しやすいと言われていますが、こういったメダカを室内で30℃くらいまで加温して繁殖育成したらダルマで揃うんでしょうかね~。
あんまりやったことが無いだけに興味をそそられます。





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