2016/09/30

秋から初冬にかけてメダカを買う場合の戦略術

明日から2日間、売店営業となります。
平日中に売れたメダカを発送したので週末の売店用に販売品を補充していくわけですが、そういった時にセットを組むうえで考えることが、その時期によって違うものなのです。

時期によってセットを組む趣向というのは違いますが、
店主の考えの根幹はシーズンを通して1つしかありません。

「少なくともうちで買ってくれたお客さんには失敗させたくない。」
「繁殖させたり飼育したりした半年後、1年後に夢やで買って良かったって思ってもらいたい。」

店主の思考はこれだけです。
なぜなら、店を始める3年前以前は私も他の店のお客さんだったからです。
変な売り方をされて結局ものにならなかったものもたくさんあります。
その時の虚しさといったら。。。涙
ですから、私がお店を始めた時に「必ずこれだけは守ろう」と決めているのです。

実際に立地条件は良いものの、毎週たくさんのお客様がやってくるのは、信頼していただいているというのがあるからだと考えています。

この時期にセットもののメダカを買う場合の戦略として、今日は2つ話します。

1、冬の室内繁殖で勝負を賭ける
これは1ペア限定とか、店主の親ものをそのまま飼って殖やそうという場合です。
言ってみれば希少品種とかがそれにあたると思います。
お店に1ペア限定で置いてあるものや、2ペアが2セット終わったら春以降は出てこないというものを、お客様が買いたいと思った場合に勧めています。
そのお客様は大抵こう言います。
「冬の間に死んだらヤバイから室内に入れておいた方が良いかな?」
室内に入れて繁殖させるつもりで買うのなら、室内に入れるのはアリですが、繁殖させるつもりもなく保護するつもりで飼育して、春に外に出して種親にしようという考えには店主は反対しています。
その時の店主の対応としては「それならば、今買わないほうが良いと思いますよ。」という感じ。
それでも買っていくお客様はいるのですが、大抵の場合は冬の間にいずれかが死んでしまい、ペアにならなくなってしまい相手を探しているという状況になっていきます。
メダカを飼うのは簡単だ。とよく言いますが、1ペアを1ペアのまま生かしておくというのは至難の業だと思っています。
ですから、数が少ないセットであれば冬の間に室内繁殖させるつもりで買ってほしいわけです。

2、若い個体を数多く買って、自家の屋外で越冬させて残ったもので春以降繁殖させる
これは通販では今現在やっていませんが、売店で多く用いている販売方法です。
メダカの飼育は簡単だ。という言葉に当てはまるものです。
1の項で書きましたが1ペアを1ペアのまま生かしておくことは至難の業ですが、10匹を5匹生かしておくことはたやすいことです。
もちろん、越冬に不安がある場合には手引きさせてもらっています。
そうして、全部生き残れば非常にラッキーな状況から春の繁殖をスタートさせられるし、半分ちょっと残ったところから春の繁殖をスタートさせられるのが販売者である私の思い描くところです。
関東南部においては11月下旬くらいまで、このやり方で上手く種親が前シーズンに手に入り次シーズンで使えるという考えでいます。
あくまでも、お客様が失敗したな~と後悔しないようにと考えてのことですが、そうして秋はメダカの購入をお勧めできると考えています。
10匹全部死んでしまった。ということに関してはお客様の飼育環境に問題があるんだろうと思っています。
できることなら、相談を持ち込んで冬から春に失敗しないようにしてほしいものです。
先週の売店では7月に作った(松井ヒレ長幹之×黒ラメ幹之)F1からの黒ラメ個体を1匹300円で10匹で販売するというものがお客様には好評でした。
これは交配段階のものなので、本来はやらないのですが、F1の出来があまりに良かったので、自分が種親に使ったもの以外も確保しておいて育てておいて販売したというものです。
もちろん、仔取りをすれば青と黒に分離するし、ヒレが伸びるものと伸びないものが出てくるということも言い添えて販売するわけです。
今週は新たに出来上がっている品種で同様のセットを組み始めました。
だいたい8匹(4ペア)~10匹(5ペアないしオス4メス6といった対比)で販売していきます。
まとめ買い価格っていうのを設定します。
選別済みとはいえ、小柄で若い個体で組んでいるセットですので、それくらいはさせてもらおうと思っています。
おおよそ、当店の通常の3割~4割引きといった感じになります。
これらを今週の売店から新たにセットして通販にも拡大していこうと考えています。

話は変わって、
特にフェイスブックやラインを通じてですが、「無選別で良いから10匹~20匹で安くしてくれ」といったお話をいただく場合がありますが、当店においては無選別ということはあり得ません。
また、「業者をしているから安く分けてくれ」という要望も10匹や20匹では対応してません。
良く思われないかもしれませんが、自分は業者だと自負して仕入れだから安く分けれくれというのであれば、最低でも30~50くらいは引き受けてほしいものです。
(あー、毒を吐いてしまった。。。笑)
卵での販売も通常のお客様からの要望にありますが、控えています。
お客様がきっと安物買いの銭失いということになるんだろうな~と思うことは今後もしないつもりです。
あとは、普段のお付き合いの程度によるでしょう。
全部分かってて卵欲しいって言ってるな~って思うときもありますからね。笑

今週選別した黒蜂(ヒカリ系統)の5ペアセット。
とりあえず、2つ組んでいます。
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明日の営業中も違う品種で、いくつか組んでいきます。

時間がいくらあっても足りないですが、頑張ってお客様には喜んでもらおうと思っています。
今日もありがとうございました。
明日からのご来店をお待ちしております。

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2016/09/23

採卵の終了からの切り替え

関東南部ではここのところの天候不良により、産卵ストップの報を聞くようになりました。
採卵が終われば、繁殖についてはひと段落です。
忙しい時期の終わりを告げるものではあるものの、このあとの育成について考えましょう。

冬に向けて夏に孵った稚魚および幼魚を育てなければなりません。
まだ、日中は水温が20℃以上のところがほとんどですので、いつもどおり餌を与えてください。
日照が確保されていない分、飼育水に対するろ過能力が衰えているので水替えは頻繁にするよう心がけましょう。

たったこれだけのことをすれば、メダカは素直に育ってくれます。
急いでもダメですし、放っておいても良いことはありません。
水替えを怠ると、この時期のメダカはなぜか痩せてきますので、定期的に機械的にでも良いので水替えはすると良いでしょう。

それから、1.5㎝程度の個体が過密になっているような飼育容器では、痩せや病気の発症などが起こりますので、適度な選別をするようにしましょう。
成魚手前の個体群ですので、背曲がりやヒレの狂い、品種の定義から大幅に外れているものを選別外として飼育容器から取り除くと良いです。
選別漏れの処遇は人それぞれですが、人へプレゼントしたりするメダカとして確保しておくのも良いですね。
とにかく、自分の好みのものが最終的に適した環境で冬を迎えられるように心掛けましょう。
「冬支度」と考えは前に向きますが、その前に冬を越せる密度で飼育できているかの見直しをすると良いと思います。

今日の画像は全身体内光幹之です。
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登場してから何年か経ちますが完成度が高まり、手軽にこの美しさを楽しむことができるようになりました。
販売ページからお買い求めいただけますので、よろしくお願いいたします。

2016/09/21

室内加温飼育での繁殖について

屋外常温飼育での産卵期間がそろそろ終わりを迎えます。
関東以北では既に産卵が止まっているところもあるかもしれません。
これから育成に集中して殖やしたメダカが無事に越冬できるように準備を進めていく時期になりました。
しかし・・・

「冬の間も繁殖を楽しみたい」

誰でも1度は考えたことがあるのではないでしょうか。
私も経験者の1人です。
では、冬の室内加温飼育での繁殖について体験したことを元にお話ししようと思います。

まずは必要なものを列記します。
・飼育容器(複数必要)
・ヒーター(エアコンでの室温管理も可能です)
・照明
・24時間タイマー

ざっとこんなところです。
屋外飼育では難なく飼えるのに室内に持ち込むと弱ってしまったり死んでしまったりなどという話を聞く時があります。
結局のところ、室内飼育のコツっていうのは、屋外飼育にどれだけ近づけてやれるかということなのです。
ですから上に列記したような設備が必要になってくるわけです。
窓際に置いて照明を省く人もいますが、確実に安定的に仔を取りたい場合は、そのような冒険をせずに、ちゃんとした設備を整えるのが良いでしょう。

次に、親に使うメダカは若い個体の方が良いです。
例えば、4月~5月くらいから産卵を始めた親でシーズン中は採卵して、時期が来たから室内に持ち込んで引き続き採卵を続ける。といったスタイルはお勧めできません。
メダカが産卵する条件を整えても産卵開始から1年2年と産卵し続けることができる個体などいないのです。
途中で産卵が止まるでしょうし、止まれば今度は寿命を縮めながら死んでいくというバッドエンディングが待っています。
1つの方法として、夏あたりに生まれた若い個体を種親にして引き続き育成して繁殖の種親に使うという方法があります。
もう1つは、今の種親をある程度寒くなるまで屋外で過ごさせて、疑似的な冬を体験させて徐々に室内の環境に慣れさせていって疑似的な春から夏の環境で産卵させる方法です。

冬に室内にメダカを持ち込んでまで繁殖したい意図は、その目的によって違うでしょうから、目的にあった選択をすれば良いと思います。
そして、冬の室内加温飼育での繁殖は、屋外での繁殖よりも成果があがりづらいということも念頭に入れておきましょう。
稚魚の孵化率はそれほど変わりませんが、孵化した稚魚が育ちづらかったり、容器のやりくりに苦労するなど、様々な悩みを抱えることになります。
ですから、繁殖させて春までにこれだけの数を育てておきたい。ということを決めて取り組むことをお勧めしています。
ということは、どのような目的で冬の繁殖に臨むのかを決めておくことは非常に大切だということが分かると思います。

それでは、冬の室内加温飼育での繁殖を行うと有効な目的は?

①掛け合わせによるF1(交配雑種)作り
交配の性質にもよりますが、掛け合わせの1世代目というのは、それほど数を必要としません。
ですので、数をあまり抱えられない室内繁殖でも必要数を確保して春からの2世代目の繁殖の親として冬の間に育てておくことができます。

②累代で何世代も進めたほうが有効な品種の累代繁殖
代を追うことで確実に良くなる品種はいくつかいます。
代表的なものにラメの芸があります。
その他、既に目的の芸まで達しているが芸自体が未熟で累代を要するものなどが当てはまります。
逆をいうと、夏の終わりにメンデルの方式に沿った掛け合わせをして、それらを室内に持ち込んで室内でF2作りというのは、数を抱えられない室内では不向きといえるでしょう。

これらを検討材料にして冬に何を持ち込むかを決めていくと良いと思います。
また、冬が過ぎて春先といわれる時期になった際に、いつ外に出してやるのかというのも悩ましいところでもあります。
それについては、計画的に加温をやめて、外に慣れさせていく。という流れを事前に決めておくと良いでしょう。
あとは天気予報との相談といった感じでしょうか。
一冬殖やして育てたメダカが外に出したら全滅。。では目も当てられませんので十分計画を練るようにしましょう。

今日お話しできるのは、こんなところです。
また、何か思いついたら別の記事で書こうと思います。

メダカの画像を。
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楊貴妃半ダルマの販売品の画像です。
半ダルマになる個体が多い系統ですが、ダルマについては28℃以上になると出現しやすいと言われていますが、こういったメダカを室内で30℃くらいまで加温して繁殖育成したらダルマで揃うんでしょうかね~。
あんまりやったことが無いだけに興味をそそられます。





2016/09/21

採卵の見切りについて

メダカの産卵期も屋外常温では、そろそろ終わりそうな気配がしています。
日照時間的には9月いっぱいまでは可能ですが、ここのところの悪天候で伸び悩んでいる状況です。
どうしても採卵したい場合には補助光を設置するなどして足りない日照をカバーすれば、産卵はもう少し続くでしょう。

例えば、シーズンを大きな1つの流れとしてみた場合
春に親が産卵を開始して採卵が開始される
夏場に採卵および春に孵化した幼魚の育成
早ければ夏場に世代交代をして更に採卵する
秋には夏場に孵化した幼魚を育成する
秋に越冬準備をする

という感じになります。
飼育できるスペースと飼育容器が無限にある場合は産卵が終わるまで採卵するのも良いかもしれません。
しかし、なかなかそうもいかないのが現実でしょう。
ということは、どこかで冬を見越した「見切り」をつけなければいけません。
これは、何度か失敗した経験がないと難しいかもしれませんが、理論的にでもわかっているのとわかっていないのでは大きく違います。

最低限度「見切り」をつけるために以下のことを考えておくと良いです。
・越冬(餌を食べなくなる頃)までに、どの程度の大きさまで成長させるのか?
・残したい(残せる)個体数はどの程度か?
自分が持っている環境が、どのくらいの時期に本格的な冬に入るのかを把握しておくことも必要です。
例えば、関東から西であるケースですが、屋根付きで住宅の外壁沿いでなおかつ日当たりが良い場所などは、通年餌を食べることも珍しくなく、越冬を意識する必要がない場合もあります。
逆に関東以北で吹きさらしの広い土地に飼育環境をお持ちの場合は11月中旬には餌を食べず冬の様相となり、越冬期間が長くなることもあります。
そういったことを頭に思い描きながら、越冬までに今いる稚魚が越冬可能なサイズまで育つのかどうか、採卵をして成果があがるのか。などを考慮して採卵の見切りをつけることも大切でしょう。
ちなみに越冬できるサイズは1㎝以上の個体などと一般的にはいわれています。
当然、例外もありますので参考程度に頭の片隅に置いておくと良いでしょう。

どうしても、採卵しておきたいけど、まだ卵が取れていない。などの事情がある場合は室内加温飼育での繁殖も視野に入れておくと思った通りに採卵が可能です。
しかし、室内加温飼育での繁殖には弊害もありますので注意が必要です。(そのことについては後日別の記事にてお話しします)

理路整然としませんでしたが、上記のことをかいつまみながら、残りの飼育繁殖および育成を楽しんでいただければと思います。

最後にメダカの画像でも。
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「篤姫」の系統から生まれている朱赤透明鱗ヒカリ体型です。
「紅」の延長線上にあるメダカですが、私がイメージする紅よりもソフトなイメージですね。
人気もありますし、作りも丁寧に育てる人ほど良い個体を持っているという印象が強いメダカです。

2016/09/20

台風 飼育4要素のバランス崩壊に注意

まずは、えっと。。タイトルどおりです。
台風が来ますが、その前から天候不順でメダカが死んでしまうなんてことが起こっているところもあるのではないでしょうか。
水替えすべきところでできていない容器は、当店でも死ぬメダカが出ています。
ちなみに飼育4要素のバランスについて解らない方は下記リンクにてご確認ください。
飼育4要素のバランス
台風で予想されるのは、まず大雨です。
どこから巻き上げられたのか分からないような雲から降り注ぐ雨。
飼育容器への雨水の流入によって棲んでいた様々な微生物が死ぬことになります。
飼育水のろ過を助けていた微生物が死ぬことによって、飼育水のろ過能力の低下が起こります。
また、気圧の低下に伴い、メダカは消化不良を起こしやすくなります。
今の時期は消化不良を起こしたところで、水温が高いので回復するのが早いのですが、水質悪化を伴った場合には弱って死んでしまうこともあります。

上記のことから、飼育4要素を考えた場合、餌を控えめにしておくことと、台風通過後は水替えをして水質悪化を避けるようにする。
といった、一応の答えが導かれてきます。
このあたりを理解せずにいると、「原因不明の大量死」ということになります。
ちょっと面倒くさいことかもしれませんが、飼育4要素のバランスから自分なりに答えを導き出して季節の飼育に取り組むと、事なきを得ることができると思います。
ぜひぜひ、参考にしてみてください。

画像は「全身体内光幹之 横光り」のペア、販売用です。
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少しずつ横光りの特徴を受け継ぐものが増えてきている昨今です。
全身体内光幹之からの派生から2世代経過ですが、徐々にその傾向が引き継がれてきています。


2016/09/20

日本メダカ協会 秋季品評会

9月17日のことですが、日本メダカ協会主催の秋季品評会に審査員として会場となった広島県にある「めだかの館」さんへ行ってきました。
もう、かれこれ何年か行ってますが、会場のお手伝いを続けていることで、現地の会員の皆さんとも顔なじみになってきたようで緊張することもなくなりました。
審査日がうちの店の営業日と重なるということで、お休みをいただくわけですが、審査員をしていることで色々なメダカを見る目が養われます。
審査基準というのは品評会の審査委員会で決められたものを遵守して、各審査員が加点方式で採点していくというものですので、展示会での良いメダカと品評会での良いメダカというのは、きっと別物なのだろうと考えています。
今回も、採点結果をいただき、帰りの新幹線の中で答え合わせをしながら帰ってきました。
もっともっと、今後メダカは進化していきますし、成熟されたメダカが出てきます。
そうであるならば、自分も進化しなければいけないでしょう。
普段から嫌というほどメダカを見ていますし、まず欠点探しをしてしまう癖がついています。
でも、入賞したメダカを見て思うのは、
「入賞するような良いメダカを作る人は、メダカが好きで飼ってる人なんだろう」ということです。
気に入ったメダカを育ててる段階できちっと選別して、それらを死ぬまで飼ってあげられる愛があってこそなんだろうと感じています。
私が忘れかけているものです。
このことは、今季に入って展示会に関することで、千葉の仲間とも話していることです。
「ただ、メダカが好きだという理由で最後まで可愛がってあげられるような人が良い魚を作るよね」
私はそうなれるか?
メダカを売って食っている人間にそれができるか?
そう自問自答せずにはいられないお題です。

画像は販売品の三色(陶三彩)生後4か月のもの。
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こんな大化けしそうなのをバンバン売ってしまう私にそれができるのか疑問ですが頑張りたいと思います。



2016/09/15

飼育 4要素のバランス

いきなり変なタイトルですが、
「飼育 4要素」
大抵の水生生物に当てはまるものなので覚えておいて欲しいことです。

・飼育水の量(容器の大きさなどがこれ)
・生体の数や大きさ(メダカやその他の同居生物がこれ)
・餌の頻度や量
・ろ過(屋外飼育の場合は別の要因でろ過作用が働きます)

これが大きく分けた4要素です。
ちょっと説明すると、
飼育容器の大きさはメダカの数に合ってるか?
水1Lに対してメダカ1匹などといわれているけれど、正直それだと過密な気がします。
もう少しゆったりとした環境で育ててあげたほうが大きく健康に育ちます。
メダカにあげる餌の量と飼育環境が持っているろ過作用は釣り合っているか?
ここでいうろ過は室内飼育におけるろ過フィルターや屋外飼育における日照による微生物の増殖に伴う栄養の消費と分解。
餌をたくさんあげている人の場合、ろ過が追い付かないので、頻繁に水替えをしなければならなくなる。
たくさんあげているかどうかの判断は、室内のろ過フィルターの場合は底やろ材が汚れやすく付着物がすぐに溜まってしまうなどの状態であれば硝化バクテリアに仕事をさせ過ぎている可能性があるので餌の量を抑えるか、水替えを頻繁にしたほうが良い。という流れ。
屋外飼育の場合は糸状ゴケが大発生したり、濃いグリーンウォーター(青水)になったり、底に堆積物が溜まったりしているなどがあれば餌の量を抑えて水替えを頻繁にする。
餌の食べ残しが底に白く点々と沈んでいるような状況は論外だけど、飼育環境に対して餌を与えすぎているかどうかということは上記のようなことでも判断が可能です。
なるべく、手をかけずに飼育したいという方は餌の量を意図的に少なめにして維持するのがベターです。
例えば、ブリーダーなど育成を急いでいる場合などは、餌の与えすぎのリスクを熟知して管理に努めるべきでしょう。

では、自分が持っている飼育環境を思い浮かべてください。
飼育容器の大きさ(水量)に合ったメダカの数で維持できているか?
数が少ない場合は大きく育つでしょうし、数が多い場合にはメダカの育ちが極端に遅くなります。
「いくら餌をあげても大きくならない」ということを感じているようであれば、1容器あたりのメダカの数を減らしてみると良いでしょう。
容器はもう置けないしどうしよう。。。減らせない。。。という声を聞きます。
では、自分のお気に入りを残してお友達や近所の人に欲しいかどうかを聞いておすそ分けしてあげると良いかもしれませんね。
メダカは小さな魚ですが、意外と小さな容器にたくさんは入れられないのが本当のところなのです。
ろ過と餌のバランスは合っているか?
室内飼育のろ過フィルターについては前述のとおり。
屋外でもいくつかの趣向があって飼育環境は幾通りかあります。
例えばビオトープ風(アクアテラリウムのようなもの)で飼育している場合はろ過能力が高い飼育環境ですが、餌の量が多いと糸状ゴケに悩まされます。
そして、ブリーダー型のシンプルな飼育環境ではすぐにグリーンウォーター化してしまい、挙句の果てには水が腐敗してメダカが痩せてくるというような状況になります。
こうなる前に水替えをするのはもちろんですが、餌の与えすぎを自覚するようにしましょう。

過密飼育によって成長が止まっている飼育容器
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餌の与えすぎによる富栄養化が糸状ゴケの大繁殖を招く
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自分の飼育環境で当てはまることがあったでしょうか?
もし、夏場は調子が良かったのに、ここに来て調子が悪くなったという場合は、この4要素のバランスが崩壊しつつあるのかもしれません。
夏から秋に季節が移るこの時期に陥りやすいのが夏の餌の量をそのまま与え続けていること。
だいぶ日が短くなっていますので、ろ過能力という点においては衰えてきていますし、メダカも夏ほど食欲旺盛ではありません。
対策としては餌を控えめにして水替えの頻度を上げることです。
難しい話はよく分からない。と面倒くさがらず愛魚を守る飼育をしましょう。

季節に合った管理を。飼育環境に合った管理を実践しましょう。


2016/09/14

展示会を終えて

観賞メダカ展示会が先日無事に開催されました。
私自身は表も裏もこなしてヘトヘトになったわけですが、終わったあとはなんとか店の復旧に努めています。
開催前1週間はほとんど店のことに手が付かない。
終わったあとは生産育成にかなりの影響が出ていることを思い知らされます。
毎回そうなので、店の目先のことだけを考えれば大したプラスもないけど、
自身の人としての成長を毎度感じています。
毎回、何かしらの壁にぶち当たって、それを交わすか乗り越えるかする。
これを繰り返して若いころの弱かったり堪え性が無かったりした自分とは比べ物にならないくらいに成長している。
これは自分のためにだけやっていることなら大して実にならないのだと思う。
来る人のためにメダカの素晴らしさで楽しんでもらおうという気持ちが自身を駆り立てています。
毎回体当たりゆえに店のダメージというのが馬鹿にならないものなので、そのへんのバランスをどう取るのか。
そういった現実的なことも考えるようになりました。

今回の展示会の様子。
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これだけのものを手掛けたら後戻りはできない。。。と、私は思っています。
今はブームだからとか聞きますが、そういうことは気にしないでやっています。
もちろん、ブームだから即売も売れるんだろうし、来場者も多いのだろうとは思いますが、ブームだからやるのか?と問われれば違う。というのが本音なのです。

よし、展示会だ!と決めたらスイッチが入ってしまい、店のことが手につかなくなる未熟な私ですが、この水曜日になって店の感覚を取り戻しています。
このスイッチの切り替えがうまくできる人は、もっと何でもこなすんだろうな。と羨ましく思っています。
さて、明日も頑張ろう。
2016/09/14

ブログはじめました。

はじめまして。
メダカ販売店めだか夢やの店主の馬場です。
ブログ始めました。
すぐに飽きるかもしれないし続くかもしれませんが
よろしくお付き合いください。